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2024年3月11日月曜日

透視 イタリア時代の彫刻


透視 イタリア時代の久保極の大理石の彫刻
大理石の丸彫りの作品
久保極、20代のイタリア時代の作品である。
大理石の丸彫りで一つの石から彫り抜いたもの。
まさに狂気としか言いようのない彫刻。
 
当時はイタリアの大理石の職人のおじさんたちが
毎日のように見に来ていたそうだ。
どうやって作ったのか、今となっては
わかりようもないです。
 
この当時の作品は、イタリアから持って帰り
今でも友人の倉庫に8個ほど眠ったままである。
来るべき日が来たら展示しようと思っているのだが
その来るべき日がいつまでたっても来ないので
40年近く倉庫に埋もれたままである。
その友人はアル中だし、どうなんのかなあ??
 
久保極の彫刻が理解できる人が
現れるまで、彫刻たちは倉庫でまったりと
今でもまどろんでいる。
彼らは永遠に死なない、、、、、、、
 
透視 イタリア時代の久保極の大理石の彫刻
上から見たところ
 
透視 イタリア時代の久保極の大理石の彫刻
透視 21×21×21cm
 
 



 

2023年5月1日月曜日

カルテット Quartet

 

久保極 大理石の彫刻
カルテット 大理石 10×10×10cm 

 

そろそろ、久保極の彫刻を年代ごとに分類し、

きちんとラベリングして

整理しないといけないなあと思っている。

作品は全て違うかたちで、

同じかたちのものがあっても素材が違う。

全作品の数はと言えば 300、、、、、、

そのことを考えただけで目眩がして倒れそうになる。

しかも当然、全部石で小さいものはいいとしても

大きなものはクレーンとか

ユニックがいる。 

なぜ、そんなに没頭して

作品が作れる環境にあったかと言うと

まさに奇跡としか思えない。

でも、何か超自然的な力が働き、

これだけの作品が作れた。

どの作品も他の作家が模倣するのは

不可能だと思う。

全部が台を除き、一つの石から

彫り抜いているから。

 

さてはて。

でも、あんまり気にしていない。

必要な時に必要な人が現れる

と言うのは、多分、本当だと思うから。

それまでは、なんとか 

久保極は彫刻を続けられると思う。


久保極の大理石の彫刻
角度を変えて

久保極の大理石の彫刻
上から見たところ

2021年9月24日金曜日

渦巻き

渦巻き 大理石の久保極の彫刻
渦巻き 大理石 20x20x20cm

 

 渦巻きは大理石の彫刻。

インスタでも動画であげているので見てください。

https://www.instagram.com/p/CMMDo0zAn_W/

 

世界はまるでSFの小説みたいになってしまったが

久保極は変わりなく、山の仕事場で制作を続けている。

この前は、タヌキではなくアナグマが現れたそうだ。

 

渦巻き 久保極の大理石の彫刻
方向を変えて

渦巻き 久保極の大理石の彫刻
シャープなキレが久保極の持ち味

 

お知らせです。

 去年は開催できなかったTOMONOURA de ART 

今年は開催です。

期間:2021 9・26(日)>10・17(日)

会場:広島県福山市鞆の浦・一円

23名の作家と1チームです。

今年は久保極の作品は福禅寺 対潮楼の庭に置かれます

庭に置かれた作品を鑑賞するのは無料です。

 

皆さん是非 、いらしてください。     

 


   


 



2021年1月21日木曜日

堅結び Hard Knot

堅結び 真上から見た感じ
真上から見た感じ






















堅結びは久保極にしてはめずらしく、中をくり空いていない作品。
大体が、中をくりぬいて、これまできるかというぐらい
とことん彫り抜いている 。
でも、これはこれで、シンプルでいい感じになったと思う。

堅結び 久保極の大理石の彫刻
斜めから見たらこんな感じ

堅結び 久保極の大理石の彫刻
方向を変えてみると違う彫刻のように



このところ、寒い日が続いて、水道管が凍ったりして

びっくりするような日があるが

そんな、超寒い日 、芦屋画廊 kyoto のお二人と

カメラマンの方がわざわざ京都からいらしてくださり、

久保極の仕事場を取材してYouTubeにUPして

くださいました。


とてもうれしいです !

風の音がビュンビュンしていて、

見た人の感想はめちゃ寒そう!!

あんな屋外での仕事は無理!!とかいうのが

多かったのですが、、、、、

まあ見てくださいね!


 

2020年11月15日日曜日

顰めっ面 Frowning

 

 大理石 11・5x8x8cm
 
顰めっ面 は見る角度で全く違うかたちに見える彫刻。
もちろん、これも一つの石から 彫り抜いたもの。
 
最近、新しいカメラを購入したので色々撮り方を変えている 。
使いこなせるまでには、長い長い時間がかかりそうだ。
それでも、この年代の人間としては、フイルム写真の方が
懐かしい。
 
現像して出来上がってくるまでのワクワク感も
なかなかのものだった。
フイルムも現像もそこそこの値段がしたし、
ワンショット、ワンショットに力がこもった。

暗室で現像もしていたが、暗い中に浮かび上がる
画像はやっぱりミステリアスでした。

いくらでも撮れる デジカメは情緒がないなあ。

それから、お知らせです。
 
 イタリアという共通展 2020
イタリアで出会った彫刻家8人による展覧会
 
11月17日「月」〜12月13「 日」 
12:00 - 19:00
※ 水・木曜日 休廊 
 
〒606-8354
京都市左京区(新間之町通二条下がる)頭町357番地8
(コインパーキング向かい 高橋税理会計事務所 路地奥)
TEL: 075-754-8556 FAX: 075-754-8446 

久保極出品しています。

関西の方、旅行中の方、是非見にいらしてください。

 
久保極の大理石の彫刻


久保極の大理石の彫刻

2020年11月3日火曜日

トポロジー Topology

 

大理石 15x15x5cm

トポロジーは普通だったら、久保極が作らないかたち。

それでも一度は作ってみたかったらしい。

作ってみると、きちんと等分された他の作家のものとはちがうかたちになった。

それで、インスタに動画で上げてみると、今までないぐらいのビュー数になって

ちょっと驚いた。

    インスタはこちら https://www.instagram.com/p/CGjd91YAqtK/

そうか、一般の人は曲線で曖昧なかたちの方が好きなんだな。

というか、理解しやすいのだろう。

もしかして、こういうフニフニしたかたちのものを作っていたら

もう少し、売れていたかもしれない(笑)

でも。残念なことにこういうものはもう作らないそうです。


 お知らせです。

金谷哲郎と造形作家たち

11月4日(水)ー11月9日((月)

11:00ー18:00(最終日16:00まで)

岡山市 岡アート ギャラリーにて

今年96歳を迎えられる金谷先生と

39名の作家の作品が見れます。

久保極出品しています。

 

どうぞ、見にいらしてください。


2020年5月16日土曜日

Focus

久保極の大理石の彫刻  Focus
大理石 17x17x4cm
Focusは一連のレリーフのシリーズのうちの一つである。レリーフのものは素材が大理石もトラバーチンも砂岩もある。

久保極は簡単な図面だけ引いて、あとは、石を削りながら、立体にしていく過程でかたちを作っているらしい。だから、作り終わるまではどういうかたちになるか、作っている本人もわからないそうだ。彫り込んでいくうちに、かたちの変化を思いつき、発展させていくらしい。幾何学のかたちを作っているので石の彫刻でそれを製作するのが可能だそうだ。

数学も幾何学も全く興味もない当方にとっては、何のことかさっぱり聞いてもわからない。いや、ほぼ、地球上の99.999999パーセントの人間が理解できないと思う。


ただ、こちらが探しているのは、その99・999999パーセント以外の人間である。
それだけは間違いない。世界中で10人いるかいないかのその人間を見つけることが、私のしていることです。力不足でなかなかではありますが、月に投げ輪をかけて取るようなことを、これからも、諦めることなくするつもり。

2020年3月17日火曜日

雪花

雪花 久保極の大理石の彫刻
雪花 大理石 12x12x14cm
3月や4月に急に寒くなって、雪が降ったりすることもあるようだが、この大理石の作品も雪をイメージしたらしい。

さてはて、先行き不透明な世界になってきた。今までが、ただ単に平和すぎて恵まれすぎていたのかもしれない。

朝起きて、水道の蛇口をひねれば水が出る。コーヒーを入れるためにお湯を沸かす。すぐ火がつく。海を越えた遠い国から運ばれてきたコーヒーを挽いてコーヒーを入れる。
体に合ったサイズの軽くて暖かい服を着る。海外の友達にメールで文章を送る。車に乗って歩かずに移動する。

今では、ごく当たり前と思われていたことが、50年ほど前はありえなかったことだ。

 もしかして、そんな世界がついに壊れる時がやってきたのかもしれない。

それでも、芸術家はいつもと同じように生活するだけである。
久保極は芸術家だから、読書する。音楽を聴く。映画を見る。
芸術家と名乗っていて、この3つをしない人は、多分、芸術家と世間で言われていても本当は違う職業の人であろう。芸人とか実業家とかあるいは詐欺師とか。

そして、どんなに支配する側が囲い込もうとしても、隙間をくぐり抜けるのが芸術家なんだと思う。これは私が決めたのではなくて、長い長い歴史が決めたことである。


2019年9月21日土曜日

井戸

久保極の大理石の彫刻
井戸 13x13x14cm 大理石
 こんな可愛い井戸があればいいけれど。これは大理石の作品。もちろん一つの石から彫り抜いたもの。久保極だけの必殺テクニック。

さて、ネットをうろうろして余計な時間を潰すのをやめにして、少しは真面目に久保極の彫刻を紹介することにした。

久保極の彫刻はあまりにも沢山あるので、写真を整理するだけで一苦労する。
それでも、最近になってインスタを始めてからやっとかたちが少しは分かるようになってきた。

よく見ていないと、同じものを2回UP(もうすでにしている!)してしまったりするので。

同じように見えても、どれもが幾何学のかたちなので全部彫刻のかたちは違うのである。そして平面で考えるのではなくて、久保極は彫りながら、立体で考えていくので同じかたちは存在しないのだ(そのことが今になって初めてわかった)。

作りながら考えるので、どこかにありそうで決してないかたちが久保極には作れるのである。

だから一つだけ、特許が取れる作品がありました。これは特許を取るつもり。ちょっと楽しみです。


2019年8月14日水曜日

彫刻の制作過程 ヤマアラシ

久しぶりに久保極の彫刻の制作過程をUPします。
超絶技巧の作品をどう作るか公開です。

久保極大理石の彫刻
彫刻の制作過程その1 最初にざっくりとした型をとります。

久保極大理石の彫刻
彫刻の制作過程その2 別方向から見たところ。

久保極大理石の彫刻
彫刻の制作過程その3 その1よりも彫り進めます。

久保極大理石の彫刻
彫刻の制作過程その4 マイナスしながら幾何学の形を作ります。

久保極大理石の彫刻
彫刻の制作過程その5 マイナスしたのがわかるでしょうか。

久保極大理石の彫刻
彫刻の制作過程その6 バッテンの一片がマイナスされています。

久保極大理石の彫刻
彫刻の制作過程その7 後は彫り抜きます。

久保極大理石の彫刻
完成 ヤマアラシ 中がくり貫けています。これは久保極だけのテクニック。 

インスタで順に上げていたのだが、もしかしたら最初のざっくりした形が完成だとみなさん思われていたのかもしれない。ああいう感じのものなら世界に存在しているから。

最後にくり貫けていて、しかも一つの石から彫り抜いているのは、他で見たことがないので、世界中で多分、久保極だけです。



2019年7月13日土曜日

流星

久保極の大理石の彫刻
流星 大理石 13x14x12cm
久保極の彫刻はあまりにたくさん作品があるので、いったいどれをアップしたか時にわからなくなる。で、なるべくインスタと連動させてアップするようにしています。

さて、この前は映画を見てきた。

「新聞記者」も見たかったけれど、それではなくて1週間限定公開の「ラストタンゴ・イン・パリ」

私は日本で公開した時一度見ました。
色々取りざたされるけれど 、ベルトリッチ監督の最高傑作だと思う。

どうしてもまた、映画館で見たくて足を運んだ。

もう、40年以上前に見たので、だいぶ忘れていたし、当時はカットされていたシーンも多かったみたいで、また初めて見る感じだった。

1972年制作だが映画は古さを全く感じさせなかった。
マリア・シュナイダーの毛皮の襟のコートや花がついた帽子とか長いマフラーとかファッションがとても素敵だったし、古いパリの街並みが本当に魅力的。そして見た当時は、いい年をしたおっさんだと思っていたマーロン・ブランドが今見てみると若くて、結構男ざかりだったんだな、、、、、、

そしてこの映画はこの主演のふたりなくしては決して作れなかっただろう。

まだ若くて、多分訳も分からず体当たりで演じていたマリア・シュナイダーもすごかったし、男の悲哀を感じさせながらも、すこぶるセクシャルなこの役はマーロン・ブランド以外に演じるのは無理だったと思う。

あまりにも話題になった「バター」のシーンは久保極に言わせれば神父や司祭が男の子にしていたことを暗示しているそうだ。
イタリア人ならすぐ分かると言っていたけれど、本当かな?
だから、イタリアで上映禁止になったのかな。

ラストはあまりにも衝撃的。最初見たときは私は口をあんぐり開けていたと思う。

あのラストで、芸術かわいせつかなんてくだらない論争は一気に吹き飛んでしまうのだ。

機会があれば是非みてください。





2019年5月20日月曜日

五芒星

久保極の大理石の彫刻
五芒星 大理石   17x17x4cm
真ん中に星型が入っているから五芒星。このきちんとしたエッジが立った星型が切り出せるのが久保極ならではのハイテクニック。たまに誰かコピーでもしていないかなと思うのだが、さすがに石で作っている作家はいない。

さて、映画を見てきた。
「グリーンブック」
今年のアカデミー賞受賞作品で、私の大好きなヴィゴ・モーテンセンが14キロも太って 下品なイタリア系の運転手兼ボディガードのトニー役を演じている。

モーテンセンはそのルックスが関係するのかもしれないが、いつもクールで知的な役ばかりなのに、今回はピザを二つ折りにして丸かじりしたり、ホットドッグの 早食い競争に出たり、下品な言葉や振る舞いをしたり、バイオレンスに走ったりという役。でも、そういう役を演じるのが楽しくてたまらないという雰囲気が出ていた。普段はモデルみたいなすらっとした体型なのに、一体どうやってぽっこりお腹を作ったのかとても気になるなあ。

映画ではピアニストのシャーリーが
「自分に教養があると思われたくて、全く理解もしていないのに音楽を聴きに来る上流階級の連中のために演奏する」と言っていたのが印象的。芸術家の孤独を表現していてとてもよかった。

アカデミーをもらったことでいろいろケチをつけられているみたいだけれど、どんな理由があれ、今、この映画が作れるアメリカにはやっぱり表現の自由があるのだなと思う。

2019年4月19日金曜日

スパイス

久保極の大理石の彫刻
スパイス 大理石 17x15x25cm
スパイスは大理石の作品。
ピリッとしたスパイスのような愛らしい作品。
これも一つの石から彫り抜いたもの。

重い重い腰を上げて、やっと久保極のHPを更新することにした。
ずっと、タダだからという理由でグーグルサイトで作っていたのだけれど、タグがいじれず沈没しっぱなしだった。

浮上させるには当たり前だけれど、ドメインもいるしね。
KIWAMEXというサイトもWIXで作ったけれど、今の所これもフリーでしている。そのせいかあんまりキーワードとか、画像でヒットしにくい。

インスタは勧められてしてみたが、これが意外に面白い。ハッシュタグでいろいろな国の人が見にくるから。でもスマホは持っていないのでPCですると、後から編集できないという難点がある。

苦手だからという理由でずっと逃げていたネット関連にやっと本格的に取り組むことになりそうです。

乞うご期待!!



2018年1月25日木曜日

知恵の輪 Puzzle ring

久保極の大理石の彫刻
知恵の輪 大理石
久保極大理石の彫刻
知恵の輪 大理石 横から見たところ
久保極大理石の彫刻
知恵の輪 大理石 正面
久々の作品のアップである。これは単にサイト製作者がサボっていただけのことである。もちろんこれも一つの石から掘り抜いたもの。3D幾何学の久保極だけの世界である。

さて、ここのところの関東の大雪、写真を色々ググって楽しんだ。ディズニーランドもまるで別世界。みんな色々雪だるまを作ったり、カマクラまで作ったりして楽しそうだ。不思議なことに雪が積もるだけで世界は一転して「非日常」の空間になる。

私たちは非日常を求めて旅をしたり、海へ行ったり、遊園地へ行ったり、映画を見たり、本を読んだりする。でも、意外な形で自然は私たちに非日常をプレゼントしてくれる。

雪が積もると、転んだり、車がスリップしたり、電車が止まったりしていつもと同じ日常を過ごそうとするとろくなことがない。

せっかくだから仕事なんかやめて非日常を楽しめばいいのになと、思ってしまう。これだけ雪が積もるなんて滅多にないことだから。

人生は一度きり。

2017年7月25日火曜日

コスモス

コスモス 大理石
久々の久保極の彫刻作品のUPである。
ただ単にサイト制作者がさぼっているから作品のUPが時々になっているのだが。

コスモスは大理石の彫刻。もちろん、これもひとつの石から彫りぬいたもので3D幾何学の久保極だけの世界である。

さて、長い年月にさらされると、その時は時代の脚光を浴びてもてはやされても、時とともに忘れ去られて行く芸術がある。

絵や彫刻だけでなく、音楽しかり小説しかり映画しかり。
消えて行くものといつまでも燦然と光を放っているものとの違いは一体何かと、時々考える。

それは単に技術や才能だけではないような気がする。

何か創作する時のパワーあるいは『気』というもの。それがどれだけ創作するものに込められるか。

作品に込められたその粒子のようなものが芸術を見たり聞いたり読んだりする人を強く惹き付け離さないような 気がする。

そして真の芸術は人を選ぶ。
それを理解する能力がある人の前で粒子は光り輝きその人をとらえて離さないのだ。

時々思うのだが、美しいものや芸術を理解出来る能力がある人と、そうでない人の人生は総天然色とモノクロの世界ぐらい違いがあると思う。

でも、ずっとモノクロの世界で生きてきた人には総天然色の世界は想像もできない世界なのである。

彼らは人生を半分ぐらいのボリュームで生きている。でも知らないからそれで満足しているのだろうな 。


2017年1月21日土曜日

SINGAPORE INTERNATIONAL MINIATURE SCULPTURE EXHIBITION  2017

久保極の大理石の彫刻
VORTEX
久保極がシンガポールまでSINGAPORE INTERNATIONAL MINIATURE SCULPTURE EXHIBITION 2017に参加するために行った。シンガポールへ出品するだけでなくてわざわざ行ったのは日本からは4名。しかし、中国、台湾からは各20名ずつぐらい参加していたそうだ。国力の差を感じだ。

シンガポールではガイドもつき久保極のアーティストトークでは通訳もついたそうだ。作家60名ほど招待した大規模なパーティーも行われシンガポールの文化レベルの高さにも驚いた。

おじさん3名が泊まった天井の高い素敵なコンドミニアムはAirbnbで苦労して確保した(なんと久保極は写真撮り忘れ!)

とりあえず、写真をいくつかUPしておきます。次回は台湾か北京でという話しもあるので是非実現させて欲しい!

2013年11月25日月曜日

Pentagon Space

久保極の大理石の彫刻
Pentagon Space 大理石 φ25cm

今回は日本語の題名はなしにした。Pentagon spaceーなんとなく今の時代にマッチしたタイトルなのでそのまま英語の題名のみにする。五角形が複雑に浮かび上がる大理石の彫刻です。

さて、だんだん暗黒の時代に突入という最近の雲行きだが、そんなに悲観的にはなっていない。

人間、おもしろくないことなどいつまでも続けていられないのだ。おもしろくないことをいつまでも続けていられるのは、からだと精神が壊れているから、本当に素敵なことや美しいものがわからなくなったからだと思う。

TVを見るのをやめて散歩したり、音楽を聴いたりして、料理もきちんとしたものを自分で作っていると、本来あった人間の感覚がすこしずつ戻ってくる。

 時間も、以前より沢山あるようになってくるかもね。

そういう人たちが沢山増えたなら、今の国のあり方なんて簡単に変わると思う。

ひとりなら主観だけれどふたりなら客観なのだから。

家に彫刻があるなんてものすごく贅沢なことなんだなと、最近つくづく思っています。

2013年9月26日木曜日

彫刻の制作過程 星 Star

いつものごとく更新をさぼっていたので久々のアップロードである。今回は大理石の抽象彫刻 星 の制作過程を順番に写真でのせてみた。

こうやってみていくと、半分ぐらいは彫り込んで石を減らしていくことになる。いかにマイナスするかが美しい彫刻を作る決め手のようだ。

中を抜いていかなくて、途中でも充分彫刻として成り立つと思えるのだが自分が作れる限界まで挑戦するのが久保極のやりかたらしい。

     


面取りした大理石。上と文字を入れている。
大理石の彫刻の制作過程 多角形にしていく
多角形にしていく。
彫刻の制作過程 多面体
多角形がいっそう増えて。
彫刻の制作過程 決めた部分ををくりぬく
決めた部分をくりぬいていく。
大理石の彫刻の制作過程 くりぬいていくところ
だいぶくりぬいたところ。
彫刻の制作過程 くりぬけたところ
くりぬけた!
彫刻の制作過程 くりぬいた部分のアップ
くりぬいた部分をアップ。
彫刻の制作過程 シャープに面を落としていく
シャープに面を落としていく。
 磨いて感性 星