インスタにも上げましたがブログにも
頑張って制作過程を上げておきます。
大理石の作品です。
最初は大理石の塊 |
ざっくりとかたちを作る |
穴を開ける |
いらない部分を落として行く |
空間のアップ |
40年ほど前の話です。
バーのカウンターで隣に
座っていた久保極が1枚の
写真を見せてくれました。
それはモノクロで、全部が
ねじれた物体が写っていました。
「何、これ木なの?」
「石」
とのお答え。
何か言わなくては!と
焦った私は、
「おもしろいね!」
と言うのがやっとでした、、、
あれから何十年も久保極の
彫刻を見ていますが、
40年程経った今頃、
久保極が目指している地点が
ぼんやりと分かりかけています。
幾何学には無限大の世界があり
一番、作るのが困難な石の彫刻で
久保極は幾何学の世界を表現しているのでしょう。
多分、そんな面倒なことを
する彫刻家は久保極ひとりしか
存在しないので、石が久保極を
つかんで離さないのだと思います。