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白大理石 17×18×23cm |
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流線型で中が抜けている |
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この角度が一番 |
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白大理石 17×18×23cm |
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流線型で中が抜けている |
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この角度が一番 |
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Evolution 正面から |
Evolutionは一番最初に作った久保極のHPのトップの
画像に使ったこともありました。
もうそのHPは残っていませんがこの彫刻は
割と人気があった作品だと思います。
あの頃はまだ牧歌的な時代で、ネットもそんなに発達して
おらず石関係のサイトもあって、そこに投稿していたら
ニュージーランドのなんでも英語で俳句を作っている
おじさんとネット上で知り合いメールでやりとり
していたこともありました。
もちろん怪しい英語でですが。
そのおじさんはあなたの英語はそんなに悪くないと
書いてくれて英語の俳句をプレゼントしてくれた
こともあります。
あの人はどうなったのかなあ?
ふと、そんなことを思い出しました。
今ではなんでも恐ろしいスピードで進み、
そういうのどかなことはもうなくなってしまい
残念に思います。
Evolutionは台を除き、一つの大理石から彫り抜いたもの。
組み合わせたのではありません。
そしてそんなことをする彫刻家は久保極だけです。
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右から 26×26×47cm |
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左から |
インスタにも上げましたがブログにも
頑張って制作過程を上げておきます。
大理石の作品です。
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最初は大理石の塊 |
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ざっくりとかたちを作る |
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穴を開ける |
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いらない部分を落として行く |
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空間のアップ |
40年ほど前の話です。
バーのカウンターで隣に
座っていた久保極が1枚の
写真を見せてくれました。
それはモノクロで、全部が
ねじれた物体が写っていました。
「何、これ木なの?」
「石」
とのお答え。
何か言わなくては!と
焦った私は、
「おもしろいね!」
と言うのがやっとでした、、、
あれから何十年も久保極の
彫刻を見ていますが、
40年程経った今頃、
久保極が目指している地点が
ぼんやりと分かりかけています。
幾何学には無限大の世界があり
一番、作るのが困難な石の彫刻で
久保極は幾何学の世界を表現しているのでしょう。
多分、そんな面倒なことを
する彫刻家は久保極ひとりしか
存在しないので、石が久保極を
つかんで離さないのだと思います。
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結晶 大理石 |
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10×10×10cm |
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方向を変えると違うかたち |
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久保極だけの幾何学のかたち |