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2025年7月31日木曜日

彫刻の制作過程 曲線星型幾何 

あまりの暑さに更新をサボっていました!

インスタでは、完成からさかのぼって写真を

アップしていましたが、ブログでは

石から彫り抜く過程を載せていきます。

大理石を割り出した状態
 
えんぴつで線を引く

 

少しずつ彫っていく

得意な空間を構築していく  
長さはものさしで測る

完璧な幾何学のかたちになる

手で磨いて完成 曲線星型幾何 

久保極は頭の中でかたちが浮かぶらしい。

でも、果たしてそれが石、しかも丸彫りで

彫り抜くことが出来るのか、作ってみないと

わからないそうです。

石が持ち堪えられそうもない時は、かたちを

変化させてバランスをとる。

だから、かたちは最初考えたものとは

違いまったく別の展開になっていくことが

多々あるそうです。


幾何学のかたちで、なんでこのような

曲芸のようなものが作れるのか不思議に

思っていました。

 

多分、本人はまったく意識せずに

量子場に入り込んで制作している。

そして、自分だけが作り出せる幾何学の

かたちを石で表現したいだけなので

量子場はそれに応じるしかないのだと

最近は考えて います。


2024年6月17日月曜日

ねじれ六角

 インスタにも上げましたがブログにも

頑張って制作過程を上げておきます。

大理石の作品です。


久保極の大理石の彫刻
最初は大理石の塊

久保極の大理石の彫刻 ねじれ六角
ざっくりとかたちを作る


久保極の大理石の彫刻 ねじれ六角
穴を開ける

久保極の大理石の彫刻 ねじれ六角
いらない部分を落として行く

久保極の大理石の彫刻 ねじれ六角
空間のアップ
 
久保極の大理石の彫刻 ねじれ六角
だいたいかたちになった

久保極の大理石の彫刻 ねじれ六角
細かい部分を彫って行く

久保極の大理石の彫刻 ねじれ六角
ほぼ完成

完成 ねじれ六角 18×18×22cm

      

40年ほど前の話です。
バーのカウンターで隣に
座っていた久保極が1枚の
写真を見せてくれました。
それはモノクロで、全部が
ねじれた物体が写っていました。

「何、これ木なの?」

「石」

とのお答え。

何か言わなくては!と
焦った私は、

「おもしろいね!」

と言うのがやっとでした、、、

あれから何十年も久保極の
彫刻を見ていますが、
40年程経った今頃、
久保極が目指している地点が
ぼんやりと分かりかけています。

幾何学には無限大の世界があり
一番、作るのが困難な石の彫刻で
久保極は幾何学の世界を表現しているのでしょう。

多分、そんな面倒なことを
する彫刻家は久保極ひとりしか
存在しないので、石が久保極を
つかんで離さないのだと思います。

2020年12月1日火曜日

馬 制作過程

 愛馬が亡くなったので、記念に卓上へ置けるような彫刻が欲しいとの依頼を受けた。

久保極は知っての通り 、抽象彫刻を作っている。

どうするのかなあと思ったけれど、デッサンを描いて、それでよければ制作するとのこと。

馬の形を作るのかな?と不安だったがデッサンは「馬」であった。

依頼主にデッサンを送ると、カッコイイ!とのことで制作に入った。

最初に何枚か馬の写真を送って頂いた。

馬は芦毛の馬でした。

大理石が芦毛の馬と同じ柄である。

 
大まかに形を作る。

馬の形になってきた。

仕事場で 

完成 万成山で撮影 
 
後ろから


馬のことは、全く知らなかったのだが、今回でだいぶわかりました。

馬はやんちゃな子だったそうです。

元の飼い主の家に彫刻になってまた戻ってきました。