2020年4月4日土曜日

つむじ風

つむじ風
つむじ風 万成石 40x40x47cm
つむじ風のバックは万成山。ここで御影石が取れる。

久しぶりに、とてもめんどくさい本「ブラック・スワン」を読んだ。
私の脳みその許容量をはるかに超えていたので、読了した夜はむちゃくちゃ変な夢を見た。

今、世界で起こっていることはまさに「ブラック・スワン」。想定外の出来事。

そしてなんとなく、このレバノン人のナシーム・ニコラス・タレブみたいな人が
久保極の幾何学のかたちを理解できるのだなと思った。
未だに久保極の彫刻を理解できる人は、一人も現れていない。

幾何学のかたちだから、尽きることなく次から次へと新しいかたちを作ることができる。それも、石で。

そのことが根本的に理解できる人。そういう人といつか巡り合えるまで、世界で何があっても久保極は彫刻を作り続ける。

小さな島国の地方都市に住む彫刻家と、世界の頂点に立つ哲学者とは何億光年も遠く離れているがいつかはクロスすることもあるだろう。

そのことが楽しみである。

2020年3月17日火曜日

雪花

雪花 久保極の大理石の彫刻
雪花 大理石 12x12x14cm
3月や4月に急に寒くなって、雪が降ったりすることもあるようだが、この大理石の作品も雪をイメージしたらしい。

さてはて、先行き不透明な世界になってきた。今までが、ただ単に平和すぎて恵まれすぎていたのかもしれない。

朝起きて、水道の蛇口をひねれば水が出る。コーヒーを入れるためにお湯を沸かす。すぐ火がつく。海を越えた遠い国から運ばれてきたコーヒーを挽いてコーヒーを入れる。
体に合ったサイズの軽くて暖かい服を着る。海外の友達にメールで文章を送る。車に乗って歩かずに移動する。

今では、ごく当たり前と思われていたことが、50年ほど前はありえなかったことだ。

 もしかして、そんな世界がついに壊れる時がやってきたのかもしれない。

それでも、芸術家はいつもと同じように生活するだけである。
久保極は芸術家だから、読書する。音楽を聴く。映画を見る。
芸術家と名乗っていて、この3つをしない人は、多分、芸術家と世間で言われていても本当は違う職業の人であろう。芸人とか実業家とかあるいは詐欺師とか。

そして、どんなに支配する側が囲い込もうとしても、隙間をくぐり抜けるのが芸術家なんだと思う。これは私が決めたのではなくて、長い長い歴史が決めたことである。


2020年3月13日金曜日

星形幾何

久保極の万成石の彫刻
星形幾何 万成石 23x20x18cm
動画でお見せできないのが残念な複雑な幾何学の形の彫刻である。
いつかは動画を撮るつもりですが、、、、

さてはて、ついにカジノ型資本主義の終わりが来たようである。金まで大幅に下がっていたのでとても驚いた。金を売って少しでも損失の補填をしたいというところだろうか。

そして、何もかも無くなった一番最後になって、初めて人はお札は食べられないと気がつくのだろう。

そんな時に芸術が意味があるかと問われたら、困るのだが、やはり、意味があり、最後の最後まで残るものなのである。
それは私が決めたのではなく、歴史が、長い長い時間が決めたことなのだ。

もしかして、芸術家という職業は一番幸せな仕事なのかもしれない。

逆の方向から見た形