つむじ風 万成石 40x40x47cm |
久しぶりに、とてもめんどくさい本「ブラック・スワン」を読んだ。
私の脳みその許容量をはるかに超えていたので、読了した夜はむちゃくちゃ変な夢を見た。
今、世界で起こっていることはまさに「ブラック・スワン」。想定外の出来事。
そしてなんとなく、このレバノン人のナシーム・ニコラス・タレブみたいな人が
久保極の幾何学のかたちを理解できるのだなと思った。
未だに久保極の彫刻を理解できる人は、一人も現れていない。
幾何学のかたちだから、尽きることなく次から次へと新しいかたちを作ることができる。それも、石で。
そのことが根本的に理解できる人。そういう人といつか巡り合えるまで、世界で何があっても久保極は彫刻を作り続ける。
小さな島国の地方都市に住む彫刻家と、世界の頂点に立つ哲学者とは何億光年も遠く離れているがいつかはクロスすることもあるだろう。
そのことが楽しみである。
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