奈良市立美術館にて |
久保晃は久保極の父。
ずっと抽象絵画を描いてきました 。
今回の河野邸での展覧会では
初の親子コラボとなったので
少し久保晃のことを書いておこうと
思います。
久保晃は元々は具象画を描いていたそうです。
具象画はなかなか味があってうまいと思います。
そして、多分、具象画に徹していれば
もっと売れていたのではないかとも思います。
いつから抽象に転じたのかは知りませんが
パリへ単身渡り向こうで7年近く活動し
アメリカへも渡ってそちらでも1年近く
活動していました。
家族にとっては問題が多かったと思います。
それでも絵を描くのをやめることはなく
ずっと描き続けて、死の前日まで
普通に描いていました。
そういう意味では芸術家としての
人生を全うしたと思います。
こちらには何か要求することは一切なく
個人主義を貫きました。
私が一番覚えているのは朝ごはん。
カフェオレ、
ゆで卵、
バナナ、
トースト、
ピーナッツバターとジャム、
そしてヨーグルトです。
カフェオレがパリの名残りで
ピーナッツバターがアメリカの
名残りだったのでしょうか。
最後は伊勢の海に散骨しました。
海はどこへでも繋がっています。
きっと世界の好きなところへ行った
と思います。
当時の学芸員川口氏のセレクトが素晴らしい |
今でも新しい |
ホテルのロビーに置いたら合いそう |
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