2009年10月3日土曜日
翁 Okina
大理石 21×19×9
お月見だからというわけではないが翁と言う作品名になった。きれいな曲線の大理石の作品である。
この前リスボンから久保極あてにメールが来ていた。なんでも久保極のスタジオで2~3ヶ月研修させて欲しいとのことであった。美術学校の学生のようである。久保極の石の彫刻に興味を持って技術を学びたかったのだろう。
翻訳ツールを使って久保極の代わりに英文の返信メールを書いた。残念ながらあなたのご希望にはそうことができません。なぜなら自分自身のスタジオというものを持っていないからです。
また彼からメールが着いた。それなら私を日本で受け入れてくれる芸術関係の機関を紹介していただけないでしょうか。
返事をまた書く。どこにも所属せずに芸術界では単独で活動しているのでそういうところは知りませんし、つながりもありません。ご希望にそえなくてすみません。
友達にそのことを知らせると、あれだけの作品を作っているのだから、海外から見ればスタジオも持っていてお弟子さんも数人いると思うよ。海外の学校では外で研修したりするからね。ということだった。
自分のスタジオー工房を持つことは久保極の夢のひとつである。そして自分の持っている石の技術を若い意欲のある人たちに教えるのも。
スタジオが(出来ればイタリアに)持てて各国からの研修生が来たらさぞかし楽しいだろうな。各国語が飛び交ってとてもにぎやかになるだろう。まあいつかそのうちね。
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