岩礁 万成石 |
どこにもないかたち、なーーんていつも書いているのだが、嘘ぴょん〜
幾何学のかたちは自然界にある。
例えばDNAのかたち。これも幾何学。元素のかたち、目に見えるものでは、蜘蛛の巣、蜂の巣、貝の渦巻き、そして葉っぱも花も見事に左右対称。ランダムに作られたものってないのではないかな。物差しなんてどこにもないのにどれもきちんと同じ長さになっている。曲線もランダムではない。
とても不思議だが、それが自然界の掟だと思う。
久保極は本来、人間が持っているはずの能力を「石」で表現しているだけなのかもしれない。
もともと、人間が持っていた幾何学の能力を何かのきっかけで、取り戻したのか、思い出したのか。
元から自然界にあるものなので、幾何学のかたちは無限大。他の作家たちのように、創造するのに困ることはないようである。