コスモス 大理石 |
ただ単にサイト制作者がさぼっているから作品のUPが時々になっているのだが。
コスモスは大理石の彫刻。もちろん、これもひとつの石から彫りぬいたもので3D幾何学の久保極だけの世界である。
さて、長い年月にさらされると、その時は時代の脚光を浴びてもてはやされても、時とともに忘れ去られて行く芸術がある。
絵や彫刻だけでなく、音楽しかり小説しかり映画しかり。
消えて行くものといつまでも燦然と光を放っているものとの違いは一体何かと、時々考える。
それは単に技術や才能だけではないような気がする。
何か創作する時のパワーあるいは『気』というもの。それがどれだけ創作するものに込められるか。
作品に込められたその粒子のようなものが芸術を見たり聞いたり読んだりする人を強く惹き付け離さないような 気がする。
そして真の芸術は人を選ぶ。
それを理解する能力がある人の前で粒子は光り輝きその人をとらえて離さないのだ。
時々思うのだが、美しいものや芸術を理解出来る能力がある人と、そうでない人の人生は総天然色とモノクロの世界ぐらい違いがあると思う。
でも、ずっとモノクロの世界で生きてきた人には総天然色の世界は想像もできない世界なのである。
彼らは人生を半分ぐらいのボリュームで生きている。でも知らないからそれで満足しているのだろうな 。