2009年5月28日木曜日

エジプト Egyp

トラバーチンの抽象彫刻 エジプト Egyp













              トラバーチン 17×15×13

エジプトは四角と三角の組み合わせである。このように幾何学のかたちなら無限に組み合わせがあるようだ。あとは石でこのかたちが作れるか作れないかだけだと思う。

古今東西で名画をひとつだけ選ぶとしたら、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」だと思う。これは私だけでなくて大多数の意見だと思うがいかがだろうか。「モナリザ」は圧倒的な存在感で他を圧倒する。それでルーブル美術館はこの「モナリザ」があるだけでずっとやっていけるであろう。

そのレオナルド・ダヴィンチを描いた「ダ・ヴィンチ物語」メレシコフスキー著を読んだ。
興味深かったのは、王侯貴族に仕えてダ・ヴィンチが裕福かと思いきや、制作に情熱をかけるあまり、常に生活に困窮していたことである。うわーうちと同じだーと思わず喜んでしまった。

「ダ・ヴィンチ物語」は多数のダ・ヴィンチのデッサンが挿入されている。そのうまさ、正確さに思わずうならされる。文句なしにこの人は天才だったのだな。そして自分の限界ぎりぎりまで常に挑戦し続ける真の芸術家だったのだなとつくづく思う。

我が家ではそのダ・ヴィンチの出身地ーヴィンチ村の赤ワインがハウスワインだ。どうしてかというと安くて美味しいから。その安い赤ワインを飲みながらそのうちにルーブルにも行ってみたいなとぼんやり思う。