2009年3月9日月曜日

無風 No Wind


大理石の抽象彫刻 無風 No Wind

             大理石 18×18×18

無風とは今の日本の状態のようだ。嵐の前の静けさかな。そのうち激震になると思うのだが。
丸いかたちが愛くるしい大理石の作品である。

さて、この前のサンローランのオークションは総額465億円で個人のコレクションとしては過去最高だったそうだ。個人的にはサンローランのデザインしたものには興味を覚えないが、コレクターとしては慧眼の持ち主だったようである。マティスとかピカソはいうに及ばないが、アングルとかもあったそうでなかなかの趣味である。

中国の十二支の兎とネズミのブロンズ象は落札者の中国人が落札分を払わないと言っているようだが、裏ではフランスと中国側で話し合いがついているのではないかと思われる。そして十二支は12揃ってこそ意味がある。バラバラになっていてもいずれまた一二体揃うのである。そういう風に『出来て』いるのだと思う。

しかし、株のような紙切れでなくて『ほんもの』は価値が揺るがないなと感心。