デジタルキューブ 14x14x14 大理石 |
素材を変えるとまた違った表情を石の彫刻は見せてくれる。
この前、図書館で見かけたルネッサンスの多面体百科という本に久保極の作る形がいっぱい載っていると思い、その本を借りてきた。
家に帰り、久保極に「ルネッサンスの多面体百科」を見せると、しばらくその本を見ていたが、
「わしの作るかたちは、この本に出てくるかたちよりも、進んでいる。それに幾何学の形でここまで石で作っているのはあらへん」
とバッサリ切り捨てられた。
「立体で考えるから平面で考えるよりその先を行ける」
とも。
そうですか。まあそうかもしれまへんが。
デジタルキューブはエッジがキリッと立って、計算され尽くして作っている久保極だけに作れる幾何学のかたちです。