トラバーチン 13×13×23
蝸牛はトラバーチンの作品。見ているとくるくると引き込まれそうである。
芸術家とは因果な職業で生活のことを考えて優先させると、創作活動は出来なくなる。
売り込むことに懸命になるとアイディアは枯れてしまう。
よく作家で同じパターンのものばかり作る人がいるが、売れることを優先させてしまったあまり、いざ売れ出すともうアイディアは枯渇していて同じパターンのものの焼き直しになってしまったのだろう。残念なことだが。
10代から20代にかけてのイタリア時代に良いものに触れて充分エネルギーを充電できた久保極は、作品のアイデアには困ることがないようだ。イタリアが彼を支えて作品を作る活力をいまだに与え続けているようである。